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株式会社ベンチャー・アカデミア
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製品・研究資産

埋設管路の寿命評価、余寿命評価手法

 埋設管路をの腐食状態を大がかりに試掘することなく推定し、余寿命を評価します。
 得られたデータは、管路の更新順位の決定や管路のマネジメントに活用できます。

一度センサを設置すると再度掘削することなく測定できます。

この中でCTS法は横浜市水道局との共同開発の成果です。(特許)
(「埋設金属構造物の腐食状態の推定及び予察方法並びにそれに用いる測定用プローブ」)

詳しい資料はこちら→(PDF 275KB)

SCテスター

 SCテスターはベンチャー・アカデミアで蓄積してきた、土壌中での金属の腐食に関する膨大なデータを基に、電気化学的手法を取り入れた現場測定型の土壌腐食性評価方法です。
 ・SCテスターは土壌腐食に最も関与する、土壌の通気性(酸素)と湿り気(水)を測定することができます。
 ・現場で測定を行うので、土壌の状態を乱しません。そのため、管路埋設環境と同一環境下で土壌の通気性を考慮した評価ができます。
 ・測定は非開削で行えますので、開削工事設計業務等の手間や工事を伴わず、低コストで広く調査を行うことができます。

 SCテスターによる土壌の腐食性に関する評価値は、管路更新計画を立てるための1次スクリーニングとして利用できます。

詳しい資料はこちら→(PDF 532KB)

試験体埋設法による埋設配管の腐食診断

 腐食試験法による実際的な方法を実施することによって埋設配管周囲土壌の腐食性を評価します。
 さらに実管路の調査で得られた経験式に基づいて、試験結果から埋設配管の腐食危険性を間接診断します。
 本手法は、管路の更新順位の決定や土壌腐食性の実態把握に寄与します。


本手法は横浜市水道局との共同開発の成果です。(特許)
詳しい資料はこちら→(PDF 32KB)

水道用鋼製水路橋の電気防食

 鋼製水路橋の内面の電気防食を国内で初めて実用化に成功しました。水道施設の大型基幹構造物の長寿命化を図ることにより、大幅な更新コスト削減と上水の安定供給に貢献しています。

 横浜国立大学朝倉研究室での基礎研究、ならびにベンチャー・アカデミアが受託した実証試験研究の成果に基づき横浜市水道局管理施設「引地川水路橋」において、内面腐食の進行を防止するための電気防食法が平成17年に実用化されました。

 株式会社ベンチャー・アカデミアでは平成16年に実証試験を受託、防食効果並びに電気防食法の要求性能を明らかにし、その成果に基づいて防食装置が設計されました。 平成17年度の運用開始以降は、適正運転のための調査を行っています。


大型鋼水路橋
大型鋼製水路橋(全長414メートル、防食面積2,400平方メートル)

セメント系電気防食材
セメント系電気防食材 ●特徴
  • 鋼材を電気防食
    ・・・犠牲陽極として機能し、防食電流が発生します。
  • 取扱は簡単
    ・・・水と混練した材料をコテ塗りするだけです。
  • 自由に成形可能
    ・・・セメント系材料ですので、自由に成形できます。

●原理
  • セメント系電気防食材は、特殊セメントモルタル中に亜鉛および黒鉛粉末が散在しています。
  • <黒鉛>は導線として、亜鉛粉末を防食したい鋼材表面に電気的に接続させます。
  • <特殊セメントモルタル>は接着材・電解質として、亜鉛と防食したい鋼材に定着させます。
  • 黒鉛と特殊モルタルのこれらの機能により、亜鉛と防食したい鋼材との間に<電池>が形成されます。
  • <亜鉛>は犠牲陽極材として作用し、防食したい鋼材に防食電流を供給します。

●研究開発
本件は、大学発事業創出実用化研究開発事業(NEDO)に採択され、よこはまティーエルオー株式会社を管理事業者、住友大阪セメント株式会社を資金提供事業者・共同研究者とする、産学連携事業で研究開発されました。

その他の研究資産はこちらをご覧ください。


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所在地

〒230-0045
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-1-40
横浜市産学共同研究センター 研究棟204
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